大人気画家の注目画集
最近注目の世界的な画家、ノーマンロックウェル。
今回の記事は上記のように感じる方におすすめ!
ノーマンロックウェルの魅力
温かでほのぼのとする日常絵で知られるノーマンロックウェル。
私自身、クスっとしてしまうようなノーマンロックウェルのイラストが大変好きですが、今回は
社会に問題提起するような「考えさせられる」絵についてもご紹介!
また、今回は画集の魅力に加え、ノーマンロックウェル自身の生い立ちについても一部取り上げてみたいと思います。
そして今回の記事が、画集の購入を迷っている方の参考になったなら嬉しい限りです!
※1)にゃおこぱすは19-20世紀の美術史に関しては、完全に素人です。Wikipediaなどで事実確認を行い、念には念を入れ執筆しております。が、誤りがある可能性もございます。詳細は本などでご確認ください。
※2)またプロの方目線では、きっと至らない表記も多々あるかもしれません。気になることがございましたら、当サイト公式アカウントなどにお問い合わせくださいませ。
※3)この記事は「レビュー」についてまとめたものであり、現状公式SNSが公開する以上の情報は全く開示しておりませんので、ご注意ください。
なおこの記事は3分で読める内容です。
絵師、イラストレーター必見。
— 少女画 (@syo_zyo_ga) March 18, 2021
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1985年画集「ノーマン・ロックウェル」
画集の詳細情報
以下はノーマンロックウェルの画集となります!
- 「ノーマンロックウェル」東野芳明訳
- 「ノーマン・ロックウェル画集 (MOE BOOKS)」松本 猛 (監修)
2冊の画集の魅力を、出版時期が古いものから順にご紹介しますね。
まずは1985年の画集「ノーマンロックウェル」より。
1985年画集「ノーマンロックウェル」
- ページ数 :153ページ
- 出版社 :Parco出版
- 発売日 :1985年10月1日
- 梱包サイズ:29.2 x 22.4 x 1.6 cm
- 訳 :東野芳明
1985年画集『ノーマンロックウェル』の内容
こちらは東野芳明さん訳の本となります。
ノーマンロックウェルのイラストに対し、程よく解説もあり最高に楽しめる画集でした。
解説が非常にわかりやすいので
『ノーマンロックウェル入門』としてもおすすめの画集です。
こちらの画集は、アメリカの当時の生活がありありと鮮明に描かれています。
- 解説がわかりやすい画集
- 当時のアメリカの生活が鮮明に描かれている
静止したイラストであるにも関わらず、まるで当時の映像を見ているがごとく「イキイキした暮らし」が感じられます!
また、彼のスタジオで火災があったこともあり、現存しているイラストは少ない現状、
実際に絵を手に取って眺められるという意味で、当画集は素晴らしいものですね。
収録内容としては、広告でのイラストや雑誌に掲載されたイラストも収録されています。
と思う事間違いなし!
当時のアメリカの日常生活に興味があるという方はもちろん、絵自体が最高に魅力的なので、
という方でも十分楽しめる画集かと!
つまりは以下の方が満足できる画集となっているかと思います。
- ノーマンロックウェルの絵がすき
- 当時のアメリカの日常に興味がある
1997年「ノーマン・ロックウェル画集」
画集の詳細情報
1997年「ノーマン・ロックウェル画集」
- ページ数 :111ページ
- 出版社 :白泉社
- 発売日 :1997年12月1日
- 梱包サイズ: 29.6 x 22.8 x 1.2 cm
※以上は「Amazon」の商品ページの情報をまとめたものです。
ノーマンロックウェルはイラストが温かくおしゃれなだけじゃないんです。
彼の魅力はイラストの「強いメッセージ性」にあると思うのです。
絵が上手な人がいても、深く考えさせるような絵を描ける人はあまり多くはないですよね。
そもそも描く本人が伝えたい目的や深い思考がないとできないというか。
「絵」プラスαとして背景に「ストーリー」があるというか。
私たち自身が、あーだこーだ言いながらイラストに参加できる、つまりは、
参加(解釈)の余地があるというのも楽しみのひとつと言えるのかも。
画集を眺め終わった際は、思わず誰かに感想を言いたくなること間違いなし!
なんてイラストの解釈でも会話が盛り上がりそうですね。
なおノーマンロックウェルのイラストの中でも有名なサンタクロースのイラストですが、
岡山大学の方のPDF資料の考察も非常に面白いのでぜひご覧ください。
【参考】
岡山大学大学院教育学研究科研究集録『ロックウェル絵画の読み解き方』泉谷 淑夫
こんなにストーリー性のことばかり挙げていると、肝心の「絵」はどうなのかと思われるかもしれませんが、
絵についてももちろん魅力的な画集でした。
- コメディチックな表情
- 筋肉の動きひとつひとつ
- 服のしわ
など細部までのこだわりも魅力で、イラスト自体も大満足でした。
という理由で画集を手に取る方も十分楽しめる内容かと!
そもそもとして、画家ノーマンロックウェルとはどんな人かをまとめました!
画家ノーマンロックウェルとは?
画家ノーマンロックウェルについて
ノーマンロックウェルの経歴
- ニューヨークに生誕(1894年)
↓ - 美術学校を出る
↓ - 雑誌などの絵を書き始める
↓ - シルバー・バッファロー章が授与される
※上記は「Wikipedia」の情報を参考にまとめました。
ノーマンロックウェルは美術学校を出た後、アメリカのボーイスカウト協会の雑誌などの絵を書き始めます。
ノーマンロックウェルのイラストと言えば、1940年代から1950年代のものが人気。
とくに1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』紙の表紙を飾ったイラストは大変魅力的。
ユーモラスな作品が多い一方、社会問題を提起をするようなイラストもよく知られます。
社会問題を提起をするイラスト
例として…。
人種差別的な言葉がつづられトマトが投げつけられた壁。
その前を幼い黒人少女が連邦保安官に守られながら通学する姿が印象的な絵。
この社会問題を提起するようなイラストは代表作の一つとしても知られます。
- 人種差別的な言葉
- 黒人少女が通学する姿
※なおこの「問題提起する絵」についてはこの記事の下の方でも取り上げおります。
2000をこえるイラスト
ノーマンロックウェルは生涯のうちに2000を超える作品を残しますが、
1943年に彼のスタジオで起きた火事で多くの作品が焼失してしまいます。
※しかも当時はデジタルデータで全データ保存しておく文化もないだろうし…。
※ひぃ…考えただけでおそろしいゾ…。
そのため現存するノーマンロックウェル自身の作品は少なく、
発見されると数億円の値が付く場合もあるようです。
※当時のレート。
なお同じく19世紀、20世紀を代表する画家についても下記で執筆しております。
【参考】
【参考】
購入者の感想
なお実際のノーマンロックウェルの画集購入者の声を厳選しました!
購入を検討されている方の参考になればと思います。
1985年ノーマン・ロックウェル画集の感想
1985年画集のデメリット
すみません…
デメリットが思いつかないです…。参考にならず、スミマセン(^^;)
以下サイトでも他の人のデメリットを探してみましたが、見当たりませんでした..。
- 「Amazon」
- 「読書メーター」
※2020年7月15日時点の情報。
1985年画集のメリット
世界観に引きこまれる
映像からそのまま切り取ってきたような、ストーリーがはっきりと感じられる作品たち。思わず微笑んでしまったり、涙が出そうになったりと、一瞬でその世界に引きこまれます。ノーマン・ロックウェルの他の画集も探して、気に入ったものを1冊買おうかな。ぜひとも手元に置いておきたいです。
「読書メーター@あいちゃん」さまより
そうなんです!
物語性があり、見ていて飽きないイラストばかり。
さらには一枚一枚の絵はまるで「映像」の一瞬を切り取ったよう。
絵を見ていると、「音声」も聞こえてきそうな気さえしてくるのです。
1997年ノーマン・ロックウェル画集の感想
1997年画集のデメリット
スミマセン(2度目)
以下サイトなどでもデメリットを探してみましたが、見当たりませんでした..。
(私自身も特になく。)
- 「Amazon」
- 「読書メーター」
※2020年7月15日時点の情報。
1997年画集のメリット
印象を覆された
以下Amazonよりすばらしいレビューがありましたので…拝借させていただきます…。
(略)
「Amazon」商品ページレビュアーの方より
しかしこの画集はそんな思い込みを正してくれます。ロックウェルには「The Problem We All Live With」というアメリカ公民権運動中の一事件を毅然と描いた作品があったのです。(本書87頁)
この64年の作品には白人専用とされた公立学校に黒人の少女が初登校する姿が描かれています。絵の背景にある壁には、保守層の白人たちが投げつけたトマトが当たって飛び散った跡が生々しく残っています。警備を担当する官吏たちが少女に同行しており、絵からは実に物々しい雰囲気が伝わってきます。しかし当の黒人少女は臆することなく、凛と胸を張って学校へ向かおうとしています。人種間の不平等を撃つ、まさに歴史的瞬間を独特の筆致で写し取ったこの作品は、深く重い感動を与えてくれます。
この方は1992年に美術館でノーマンロックウェルの作品を見る機会があったそうです。
その時抱いた「黒人の絵に対する印象」を覆すような当画集について絶賛されています。
(ワタシが言うと、言葉が軽くなってしまいアレですが…(^^;)
とにかく感動的なのです!)
※2)Amazonの商品ページに全文レビューが掲載されています。
※3)造詣が深く素晴らしいレビュアーさんの文章なので、画集購入の際はぜひ全文をご覧くださいませ。
※1)なお伊勢丹美術館がどうというわけでなく、単純に絵の選択の話。
ユーモアたっぷり
(略)
絵本ではありませんが、眺めているときわめて絵本的な要素の多い画集です。 それは、ノーマン・ロックウェルが雑誌の表紙のイラストを担当する中で、社会に向ける目、人間に向ける目、そしてユーモアと思いやりを忘れずにいるか らでしょう。 眺めていると、どの絵もとても饒舌でユーモアたっぷりです。絵本の紹介本の中で、見つけたのですがなるほどと思いました。 子どもに絵本の本読みをする大人にとって、気持ちの充電と息抜きを与えてくれる本だと思います。 ロックウェルの『ウィーリーはとくべつ』とセットでお薦めします。
「読書メーター@ヒラP@ehon.gohon」さまより
お子さんと一緒に眺めるという楽しみ方もありますよ!
それぞれがユーモアのセンスに富み、画集としての魅力以上に魅力満載の作品集をぜひ「生」で体感してください!
ノーマンロックウェル関連リンク
ノーマンロックウェルについて
・Wikipedia「ノーマン・ロックウェル」
・岡山大学大学院教育学研究科研究集録『ロックウェル絵画の読み解き方』泉谷 淑夫
ノーマンロックウェル画集について
以上私が思う、ノーマンロックウェルの画集の魅力をまとめました!
まとめ
すこしでもノーマンロックウェルの絵の魅力が伝わったなら、私としても嬉しいです!
これからも一緒にノーマンロックウェルの絵に魅了されていきましょう♪
なおノーマンロックウェルの画集の詳細はこちらよりご覧になれますよ♪
ブグロー-画集
ああ、ノーマンロックウェル、最高!!!