どうも、にゃおこぱすです。
江戸から、昭和、現代にかけての美人画の画家について知りたい
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今回の記事は上記のように感じる方におすすめ!
今回の記事では、華麗な美人画で人気の画家についてご紹介しています。
なお、画家について詳しくない方でも楽しめるよう、
細かな人物紹介などは省略しています。
また記事の最後には私がおすすめする美人画関連の本についてもまとめています。
ぜひ、お楽しみください!
この記事のコンセプト『美人画にハマってもらうこと!』
現在のわたしは、美人画で人気な画家の
個展へ行ったり、ポストカード、画集を集めたりして趣味を楽しんでいます。
なお知っている限りの情報を余すことなく記述しました!
この記事の目的はズバリ…
この記事をきっかけに、
美人画の画家さんの魅力にどっぷりハマってもらうこと!
この記事を読み終わる頃には、最低でも一人は、
実際の展示会にもいってみたい!😊なんて気持ちになるはず…。
【参考】
【参考】
【参考】
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なおこの記事は3分で読める内容です。
絵師、イラストレーター必見。
— 少女画 (@syo_zyo_ga) March 18, 2021
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美人画の王道!イラストレーター紹介
まずは、美人画と言えば…!
王道の画家について紹介させていただきます。
『鈴木春信』実在モデルアリ
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ザ・美人画って感じ
「美人画」好きで知らない方はいないんじゃないか、という程代表的な画家。
- 江戸時代中期の浮世絵師
- 細身で可憐、繊細な表情
美人画で有名な鈴木春信氏ですが、
実は美人画にはモデルがいるとされます。
鈴木春信のモデル女性とは…?
繊細で華奢な女性の絵で有名な鈴木春信氏。
実は、女性には実在モデルがいるとされます。
特に有名なのが『笠森お仙』をモデルとした美人画。
当時、笠森お仙を描く絵師は他にもいました。
でも、鈴木春信の描くお仙は特に人々に人気だったよう。
当時の町娘の中には、
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という夢を持つ女性も大勢いたのでしょう。
鈴木春信の美人画の影響力はすさまじく、
春信が美人画のモデルとした町娘の茶屋には、娘目当ての人々が殺到したそう。
春信の存在は、ある意味、
女性スター発掘の役割を果たしていたのかもしれません。
今でいう、イラストレーター/漫画家のwataboku氏、江口寿史氏な感じでしょうか。
ちょっと違うか。いやかなり違うか。
【参考】
イラストレーター『wataboku』の魅力!可愛いだけじゃない!
実際の女性をモデルにした美しい絵がたちまち、話題に上っています。
個人的にイラスト経由でハマった女性アーティストもいるので、
絵師さんの影響力は計り知れないですね。
【参考】
江口寿史『RECORD』がおすすめ!【イラストレーター最新画集】
『広瀬すず』『広瀬アリス』など女性芸能人を描いた絵が話題になりました。
ぜひ、ご本人のSNSチェックしてみてください。
まさに、現代の美人画かと。漫画もおすすめ。
ちょっと浮世絵っぽい色づかいの絵もあり、すてきです。
おっと話が逸れました💦
『喜多川歌麿』流行に影響
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存在だったとも言われるよね
幕府がびびっちゃって、彼を処分したんだっけ?
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美人画で人気の画家、喜多川歌麿は
大首絵で有名です。
当時、主流だったのは、全身像の絵。
その主流とは全く別の描き方『大首絵』で、喜多川歌麿は一世を風靡します。
つまりは当時の『絵師界の革命家』といったところでしょうか。
歌麿が考案した大首絵とは、人物の全身を描くのではなく、
上半身、とくに顔が中心になるような絵。
現代のイラストレーターさんでも、
上半身アップの素敵な女性イラストを描く人は多いですが、
途端に歌麿が身近に思えてきた…
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歌麿の大首絵は、町民に支持され、
当時の人気絵師の第一人者として有名になります。
有名な美人画として、下記は外せません。
- 当時三美人
- 婦人相学十躰 ぽっぴんを吹く娘
※上記は「Wikipedia」の情報を参考にまとめました。
『鏑木清方』若き才能
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日常の中の女性が好きだなぁ
鏑木清方、読み方『かぶらき きよかた』は、
- 明治期から昭和期にかけて活躍
- 浮世絵師、日本画家、随筆家
- 美人画というより明治(東京)の風俗画が多い
『東の清方、西の松園』とも称された、
当時のトップクラスの絵師。
鏑木清方の才能は、17歳ぐらいから秀でていました。
17歳の時、お父さんの経営する「やまと新聞」の挿絵を描き、
更には「東北新聞」や「九州日報」などの地方新聞の挿絵も担当。
十代にしてすでにプロの挿絵画家として活躍していた、というのですから、驚きです。
ちなみに自分の17歳の頃というと、
頭おかしい黒歴史しかない。。。
【参考】
辛い不登校を乗り越え、全国大会に行き、社会復帰した話【元不登校の経験談】
【参考】
自分を見出してくれた人…!
女性の風俗画で有名な鏑木清方には珍しく、壮年男性の肖像作品があります。
私は、この男性肖像のエピソードが個人的には好きです。
男性の肖像『三遊亭円朝像』は代表作の一つで、実在モデルがいるとされます。
それが、鏑木清方のいわば『恩人』です。
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そんなオッサンの話…?
まあ、聞いてください。。。
聞いてみると、あなたにとっても印象深いエピソードになるはず。。。
他の人にも語れますよ😁
実は男性肖像のモデルとなったのが、
幼き日に鏑木清方の才能を見出してくれた人。
鏑木清方の才能に気づき、画家になる事を勧めた人物です。
『あなたなしでは今の私はいなかった』という
感謝の念もこめて鏑木清方は作品を仕上げたのでしょう。
その肖像のモデル男性の立場で考えてみると、ちょっとウルっとしてしまいます。
既に第一線で活躍している、鏑木清方。
売れっ子になったからといって、調子に乗る事なく、かつての自分の存在を忘れずに、
自分をモデルに絵を描いてくれるのですから。
まだ、誰の目にも留まっていない、若き才能が、第一線の絵師として活躍。
その人物が、自分の肖像作品を残してくれる、これ以上嬉しいことはあるでしょうか。
どうです、ちょっと感慨深い話ではないですか?
まあ、話のタネとして、知っておいて損はないはずです。
『上村松園』媚びない女性
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上村松園、読み方『うえむら しょうえん』は、
- 明治の京都下京に生まれ育つ
- 女性画家
- 女性として初めて文化勲章を受章
『東の清方、西の松園』とも称された、
当時のトップクラスの絵師。
古典をモチーフとして絵を描くなど、
私個人的には、上村松園は相当教養が深く、
お嬢様育ちなのでは…と(勝手に)想像していたんですが…。
実際は上村松園が生まれる前、お父さんが亡くなっているようなので、
シングルマザーの家庭で育ったようです。
そのお母さんが素晴らしい方で。。。
女性が画家なんて何言ってるの?
女性として初の文化勲章を受章を受賞した、上村松園。
実は、上村松園の時代、女性が画家を志すなんて考えられない時代でした。
自分の娘が
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なんて言えば、大抵の親は将来性を考え、大反対するでしょう。
だって当時絵で食っている人がいないわけですから、当然とも言えます。
でも、反対することなく、上村松園の才能を信じ、
絵で食べていくことを後押ししたのが、彼女の母、仲子です。
おそらく、現代でさえ、
『絵で食べていくこと』に関して好意的でない家庭は数多くあるでしょう。
まあ、その考えもわかる。いったい何人が絵で食えてるんだ、って話ですよね。。。
でも、母、仲子は周囲の目をよそに、
誰より上村松園を信じ、常に松園を理解し励まし支えました。
後ほど、松園は母について下記のように述べています。
「私は母のおかげで、生活の苦労を感じずに絵を生命とも杖ともして、それと闘えたのであった。私を生んだ母は、私の芸術までも生んでくれたのである」
「Wikipedia」より
親の応援が、功をしたいわば『サクセスストーリー』ですね。
おそらく、『常識を覆し、自分の未来を切り開いた』彼女に憧れ、
絵師を目指した女性も当時大勢いたんじゃないかな。。。
美人画から話がそれてしまいました💦
嫉妬で生霊になった女性
上村松園の美人画では、個人的には「焔」が好きです。
「焔」は『源氏物語』に登場する六条御息所がモチーフ。
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六条御息所と言えば、
- キョーレツな嫉妬で生霊になり
- 光源氏の正妻、葵の上の元へ行き
- 彼女を呪い殺す
といったエピソードが有名ですが。。。
上村松園の絵もなかなかキョーレツです。。。
『竹久夢二』実在モデルアリ
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ちょっと憂いがある感じがすき!
あなたも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
- 「夢二式美人」
- 「大正の浮世絵師」
などで有名な竹久夢二。
21世紀の今現在も、個展が開催されるなど、
今なお人気の衰えない美人画家。
当サイトでも何度か(勝手に)ご紹介しております。
【参考】
なお、私は美人画の実在のモデルとされる女性とのエピソードが好きです。
以下3名は竹久夢二と縁のあった女性として、しばしば語られます。
- 岸他万喜
- 笠井ヒコノ
- お葉
かなり劇的なエピソードもありますので、詳細は記事をご覧ください。
【参考】
『高畠華宵』実在モデルアリ
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こんなお姉さんがいたらな…
![](https://syo-zyo-ga.info/wp-content/uploads/2020/07/イラスト_20200702_3_150x150.jpg)
高畠華宵、読み方『たかばたけ かしょう』は、
- 『少女画報』などの少女向け雑誌で活躍
- 挿絵やレターセットの絵
- 竹久夢二のライバル的存在
当時の高畠華宵の人気は凄まじく、
自分の邸宅に地方の女性が家出して訪れるほどだったようです。
また、全国の女性(特に女学生)からの
ファンレターの量もすごかったようです。
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![](https://syo-zyo-ga.info/wp-content/uploads/2020/07/イラスト_20200702_3_150x150.jpg)
※上記は「Wikipedia」の情報を参考にまとめました。
美人画の関連本
以下、美人画が有名な画家さんの関連本についてもまとめましたので、参考になれば幸いです。
浮世絵鑑賞事典
以下、この本の内容を引用させて頂きます。
直木賞作家が手ほどきをするユニークな浮世絵入門。美しいオールカラーで図版92点を収録。
「この本によって浮世絵と出会う人は幸せです」
「Amazon」商品ページより
こちら美人画だけに焦点を当てた画集ではないですが、
浮世絵の魅力を余すことなく伝えてくれています。
浮世絵入門としてもおすすめ。
ただ絵を眺めているよりは、解説の
背景知識があるとより絵を楽しめるのではないでしょうか。
著者の方は、美術館勤務を経て、造詣が深い方ですので、
ガイドさんと一緒に展示作品を見ているような気持ちで眺めると楽しめるかと。
美人画ボーダレス
美人画と聞いて、こちらの本をご紹介せずにはいられません。。。
マツオヒロミさんについても紹介されているよ
![](https://syo-zyo-ga.info/wp-content/uploads/2020/07/イラスト_20200702_3_150x150.jpg)
【参考】
以下内容を引用させて頂きます。
本書は、日本画以外の“美人画”表現を紹介したアンソロジー画集です。
「Amazon」商品ページより
油彩画、水彩画、アクリル画、版画、漫画、さらにはデジタルによるイラストレーションなど、
目を見張る女性像をお楽しみください。
美人がすきには
たまらない作品集ですよね。
- ページ数 :136ページ
- 出版社 :芸術新聞社
- 発売日 :2017年10月26
- 梱包サイズ:25.6 x 18.4 x 1.5 cm
※上記は「Amazon」の情報を参考にまとめました。
なお、私はこの本をきっかけに、ハマったイラストレーターさんもいるので、
手に取ってみてよかったなと思います。
詳細は別の回でもご紹介。
まとめ
以上、美人画が魅力の画家さんでした。
美人画って、
画家によって、当然背景も異なるので、絵のテイストも三種三様。
見ていて飽きる事がありません。
それでいて、
凛として美しい女性達の絵は時代をこえて今もなお、私たちを魅了します。
今回の記事をきっかけとして、美人画が魅力の画家さんについて
新たな発見などがあったなら私としても嬉しい限り😊
また、上記で紹介した画家さん以外にも、
魅力的な画家さんがいれば、ぜひ教えてください。
今後も美人画に、一緒に魅力されていきましょう。
![](https://syo-zyo-ga.info/wp-content/uploads/2020/07/イラスト_20200719_150x150.jpg)
大変ありがとうございました
![](https://syo-zyo-ga.info/wp-content/uploads/2020/07/イラスト_20200702_3_150x150.jpg)
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